そろばんでよく聞く、珠算と暗算、どうちがうの?
とそろタッチ教室の保護者の方から質問されることが多くありましたので、まとめてみました。
珠算経験者のそろタッチの先生の視点でご説明します!
〜「珠算」と「暗算」のちがい〜
新!暗算学習法「そろタッチ」。
iPadで暗算を習得する学習アプリです。
「そろタッチ」で扱っていくのは「暗算」という形式の計算方法になります。
この計算方法、元は「珠算」という計算方法を応用して、「珠算」を頭の中でイメージして計算することによる計算方法なんです。
一体どういうことなんでしょうか?
今回は
実は「そろばん式計算方法」とひとくちに言っても、1種類ではないんです!
ということを紹介していきたいと思います!
そろばん式計算方法①〜珠算〜
まずは一番基本となる「珠算」という計算方法から紹介していきたいと思います!
珠算とは、実際に「そろばん」という、1行が5個の珠(たま)からなる計算機を用いて計算をする計算方法になります。
そろばん未経験の方に、どういう原理の計算機なのかを説明するのは少し難しいのですが、5個ある珠のうち真ん中の仕切りを境に上にある1つの珠が「5」、下にある4つの珠が「4」を表します。
1行で9までの数字を表すことができ、10は「9」をはじいて1行隣のところに「1」を足すことで、あわせて2行で「10」を表します。いわゆる「10進法」です。
難しい話はここまでにして…(^^;)
では、実際の全国珠算学校連盟の1級レベルの珠算の試験問題をみてみましょう!
いかがでしょうか?
一言でいえば化け物みたいな計算ばかりですね。なかなか日常生活でも見かけない計算だと思います。私もそろばんで計算はしていたものの、実際の生活ではここまでの計算はしませんね…。
ちなみに試験内容としては
- 掛け算
- 割り算
- 見取り算(いわゆる足し算・引き算)
に加えて、3級からは
- 伝票
が試験内容に追加されます。(これは内容としては見取り算で、伝票という形の紙をめくりながらたしひきしていく内容になります)
そろばん式計算方法②〜暗算〜
次に、「暗算」という計算方法についてです!
冒頭でも触れましたが、「珠算」という実際にそろばんの珠(たま)を弾いて行う計算方法を、そのまま頭の中で珠(たま)をイメージして頭の中で計算してしまおう!という計算方法が「暗算」です。
最初に発想した人、なかなかすごいなと思いますが(^^;)
主な違いは実際に「そろばん」を用いるか、用いないかという違いなのですが、試験内容も「珠算」とは異なります。
実際に全国珠算学校連盟の1級の問題をみてみましょう。
いかがでしょうか?
「珠算」の試験では級が上がると「伝票」などの計算方法が出てくるのですが、「暗算」の試験では級が上がっても変わらず
- 掛け算
- 割り算
- 見取り算
の基本の3つの計算のみになります。
先ほどの「珠算」の1級の問題に比べるとやや簡単そうに感じるのではないでしょうか?
物理的に珠を弾くことができない分計算そのものへの難易度は上がりますので、同じ級でも内容は暗算の方が優しめになります。
とは言っても、やはり「実際に珠を見ながら弾けない」ということはなかなかに大変なので、私自身も準2級〜準1級あたりは一発合格ができず、何回かリベンジした記憶があります。
でも、ここまでの計算ができれば、日常生活の中での計算は文句なしですよね!
日常で一番役立つ暗算。最速でマスターするには…?
さて、ここまで二種類のそろばん式計算方法を説明してきましたが、本来であれば、「暗算」は「珠算」の計算方法を基本としているため、同時に勉強していくのがスタンダードな習得方法です。
そろタッチでは「珠算」の過程を経ることなく、最速で「暗算」の計算方法を直接マスターすることができます!
私はそろばん経験者ですが、「珠算」と「暗算」のを同時に取り組む必要があったので、最終的に「暗算」をマスターするまでには3年間かかりました。
ですがそろタッチでは「2年半」でマスターすることができます。
私もこんなに早く暗算ができるようになるならそうしたかった!と思いながら子どもたちに教えています(^-^;
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広告から教材まで幅色くデザインを担当。幼稚園のそろタッチ教室やロボット教室の教室長でもある。幼稚園で子どもたちと遊んでいると、先生たちから「中学生?」などと言われがち。